「HUNTER×HUNTER」幻影旅団コスプレイヤーが集結「原作と照らし合わせて、衣装の破損を忠実に再現」<WCS2024>
漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。8月2日~4日には、世界最大規模のコスプレの祭典として知られる大型イベント「世界コスプレサミット2024」(通称:WCS、コスサミ)が、愛知・栄周辺エリアにて開催。国内はもちろん、海外からも大勢のコスプレファンが駆けつけ、イベントは大盛り上がりとなっていた。 【写真】「HUNTER×HUNTER」パクノダのコスプレを披露しためぇめぇさん WEBザテレビジョンは、3日間で25万3700人が来場し、さまざまなステージ企画やコスプレパレードなども行われた同イベントでインタビュー取材を実施。会場を彩るコスプレイヤーたちに「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。 ■「WCS2024」を彩ったコスプレイヤーたちのこだわりとは? ■「HUNTER×HUNTER」パクノダ/めぇめぇさん こちらのコスプレでは、きつめのメークとウイッグにこだわりました。 ■「HUNTER×HUNTER」マチ/おじょさん 「HUNTER×HUNTER」に登場する幻影旅団の併せをすることになり、マチを担当させていただきました。こだわったポイントは特徴的な髪形の再現です。かなり難度が高めの髪形なので、試行錯誤しながらポニーテールを結い上げて。ボリュームもあったので、ワッフルアイロンを使いながらこちらの形に整えました。それともう一点、今回は暑さ対策にも気を付けました。会場周辺の気温は40度を超えると予想されていたので、使い捨てのひんやりタオルや冷えピタを大量に用意して。見えない位置に貼って、何とか暑さをしのぎました。そのかいあって猛暑の中でも楽しめたので、来年もぜひ参加したいです。 ■「HUNTER×HUNTER」シズク/まっぴさん 戦闘で衣装が破れた状態のシズクを再現してみました。原作コミックと照らし合わせながら破損する位置を確認して。破ったり縫い合わせたりしながら、こちらの形に仕上げました。掃除機のデメちゃんは、本物の掃除機を改造して作ったものになります。 ■「僕のヒーローアカデミア」ミルコ/かえるちゃんさん こだわったポイントは、ミルコの肌色を再現するために褐色メークをしたことです。ファンデーションとドーランでこちらの色味に仕上げました。ちなみに褐色肌だと、通常のコスプレメークではなじんでしまうので、いつもより濃い目のメークをして。ハイライトにも白肌ファンデを使うなどして、色味のメリハリには気を付けました。 ■「幽☆遊☆白書」瑠架/波紅偉織理さん 露出対策として、衣装の下には黄色の水着を着て。脚をきれいに見せたいという狙いもあり、光沢のあるタイツも着用しています。メークに関しては、眉毛には赤のアイライナーを、目尻には紫のアイライナーを使い、瑠架ならではの目元を表現しています。それと足元にもこだわりがあって、原作と同じく、ちょっとくすんだ赤色のヒールを用意しました。衣装表面の束呪縄(そくじゅじょう:縄を巻き付けたような装飾)は、3本のひもを編んで長さと太さを出しましたが、よく絡まる上、仕上がりもいまいちだったので、こちらの改善が今後の課題です。 ■9月以降も全国で大型コスプレイベントが続々開催 こうして大盛況のうちに終了した「WCS2024」に続き、コスプレが楽しめる大型イベントは9月以降も全国で続々と開催予定。「東京ゲームショウ2024」(9月26日~29日、千葉・幕張メッセ)、「池袋ハロウィンコスプレフェス2023」(10月25日~27日、池袋東口エリア)、「東京コミコン2024」(12月6日~8日、幕張メッセ)、「コミックマーケット105」(12月29日・30日、東京ビッグサイト)なども控えている。 はたしてこれらのイベントでは、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか? 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。 ◆取材・文=ソムタム田井