V決定弾の山田楓喜「シュートを打てるなとイメージできていた」
◆サッカー男子パリ五輪アジア最終予選兼U―23アジア杯 ▽決勝 日本1―0ウズベキスタン(3日・ドーハ) 【動画】山田が決めた、アジア王者をたぐり寄せた劇的ゴール! 日本はウズベキスタンに勝ち、優勝した。劣勢の戦いが長く続いたが、後半アディショナルタイム(AT)に途中出場のFW山田楓喜が決勝ゴール。さらに後半ATに与えたPKをGK小久保玲央ブライアンが止める活躍で、アジアの頂点に立った。 ワンチャンスを生かし切った。DF高井幸大がボールを奪うと縦に素早く展開。MF藤田譲瑠チマからMF荒木遼太郎を経て山田が受けた。「前半も後半始まってからも、間延びしているなと見ていて分かった。間で受けたら前を向いてシュートを打てるなとイメージができていた。それがまんまと出ました」左に運んで左足シュートを放つと、日本に優勝をもたらすゴールが決まった。 殊勲の働きに「今までずっと積み上げてきたものが、こういう大きな舞台で、しかも優勝を決める試合で、自分の持ち味が出せた。これまでの日々の練習で苦しかった時も諦めずにやってきたことがこういうところで結果として出てきたと思う。素直にうれしいです」と喜んだ。 今後はパリ五輪メンバー入りし、初の金メダルを目指す戦いも始まる。「カタールまで声援が届いていましたし、ここまでこれだけ多くのサポーターが来てくれているので自分たちの力になりました。パリも自分たちのスタイルを貫いて、優勝まで突っ走りたいなと思います」と誓っていた。
報知新聞社