【写真：Getty Images】

　家族に関わる個人的な事情により離脱しているサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手が、今季中に復帰するかもしれない。7月初めから自主トレーニングと投球練習を続けていると、米メディア『ブリーチャー・レポート』が報じている。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 　ダルビッシュは今季、56.1イニングで4勝3敗、防御率3.20、53奪三振、15与四球をマークしていた。ナ・リーグ西地区で3位につけるパドレスにとって重要な選手だが、7月6日（日本時間7日）に突如として制限リスト入り。パドレスを率いるマイク・シルト監督はプライバシー尊重の観点から詳細を明かしておらず、まだ戦列に復帰する様子はない。特に続報も無かったことから、今季は復帰しないという悲観的な見方が増えていた。 　そんな中、米メディア『ジ・アスレチック』のデニス・リン記者が、サンディエゴ近郊の高校でダルビッシュが実戦的な練習を行ったと報道。複数の観察者のコメントとして「健康で調子が良いように見えた」と伝えている。この一報を受けて、米メディア『ブリーチャー・レポート』は「ダルビッシュは7月初めから自主トレーニングと投球練習を続けており、いよいよ復帰が近づいているかもしれない」とし、「実戦の練習で投球したことは、復帰に向けて前進していることを示す良い兆候だ。ダルビッシュが復帰すれば、ポストシーズンに向けて攻勢を続けるパドレスの先発陣にとって大きな助けとなるだろう。サンディエゴは現在ワイルドカード争いで4ゲームリードしており、近いうちにダルビッシュがマウンドに復帰すればその地位を維持できる可能性が高い」との見解を示している。