『サガ フロンティア』が発売された日。多彩な世界と種族の登場するなんでもありの世界が魅力! 技がつながる“連携”システムも気持ちよかった【今日は何の日?】
※本記事は、2023年7月11日にアップした記事を再編集したものです。 『サガ』シリーズの7作目としてPSで発売 【記事の画像(4枚)を見る】 いまから27年前の1997年(平成9年)7月11日は、プレイステーション(PS)用ソフト『サガ フロンティア』が発売された日。 ゲームボーイの『サ・ガ(Sa・Ga)』シリーズ3作、スーパーファミコンの『ロマンシング サ・ガ』シリーズ3作に続く、『サガ』シリーズの7作目。1997年1月には『ファイナルファンタジー』シリーズの新作『ファイナルファンタジーVII』が発売されたばかりだったので、間を置かず『サガ』の新作が発売されたことに、当時スクウェアのRPGを嬉々として遊んでいた自分はとても衝撃を受けました。 『ロマンシング サ・ガ』シリーズはファンタジーの世界観でしたが、『サガ フロンティア』は“リージョン”というもので世界が分かれており、和風だったり中華街だったりカジノだったりと異なる雰囲気を持っています。 登場する種族もヒューマン、妖魔、メカ、モンスターと多彩。ヒューマンは技や見切りを閃いたり、メカはパラメーターが成長しない代わりに装備を変えると大きく強化されるなど、それぞれバトルでの特徴が異なりました。装備で強くなるメカは初代『サ・ガ(Sa・Ga)』を思い出します。 ゲームは最初に7人の主人公からひとりを選ぶ形式で、それぞれメインストーリーとラスボスが異なるのが特徴。ラスボス戦はそれぞれ曲も違っていて、どれも最高にかっこいいです。 主人公は双子の兄弟を殺す宿命を背負った魔術師のブルーや、ヒーローのアルカールに救われて自身も変身ヒーロー“アルカイザー”になったレッド、殺された恋人の仇を追う元トップモデルのエミリアなど。自分は、妖魔の血を分け与えられたことで半人半妖になってしまったアセルスが好きでした。彼女のシナリオは儚く美しく、それでいて力強い。たぶん10回ぐらいクリアーしていると思います。スマートフォン向けRPG『ロマンシング サガ リ・ユニバース』でアセルスの新スタイルが実装されるたびに、天井まで回してゲットしてしまいます。大好き。 また、主人公といえば、ゲームの攻略本『サガ フロンティア裏解体真書』に幻の8人目の主人公ヒューズの小説“ヒューズのクレイジー捜査日誌”が収録されていました。『サガ フロンティア リマスター』には新規でヒューズ編が追加されていますが、ヒューズ編と“ヒューズのクレイジー捜査日誌”は違うストーリーなのでぜひ両方チェックしてみてほしいです。いまなら電子版で復刻されているので手に入りやすいハズ。 ゲーム部分に関してはシリーズの定番となった“連携”が追加。仲間の技や術が繋がるというもので、個別に攻撃したときよりもダメージが上がるため逆転も可能。技を新しく閃く“閃き”とともに重要なシステムです。連携の名称は技を繋ぎ合わせたものなので、変な名前になることも多く、話題になることも多かったです。スライディング、バベルクランブル、スープレックス、ジャイアントスイングという4つの体術をセットしておくと、“DSC”というひとり連携技が使える裏技もありましたね。 2021年4月15日には『サガ フロンティア リマスター』が発売。倍速機能が搭載されていて、驚くほど快適にプレイできます。新イベントもあって新鮮に楽しめるので、オリジナル版をやり込んだ人もこの機会にリマスター版も遊んでみてもらいたいです。 ※画面はプレイステーション クラシック版のものです。