日中韓首脳会談、FTAの交渉加速目指すことで一致
日テレNEWS NNN
日本、中国、韓国の首脳は27日に行われた日中韓首脳会談で、3か国間のFTA=自由貿易協定について交渉の加速を目指すことで一致しました。 およそ4年半ぶりに韓国・ソウルで開催された日中韓首脳会談では、岸田総理大臣ら3か国の首脳が経済協力、人的交流などについて意見を交わしました。 この中で、「自由で公正な、質の高い互恵的な日中韓FTAの実現に向け、交渉を加速していくための議論を続ける」ことで3か国は一致しました。また、来年から2年間を日中韓の文化交流年とした上で、2030年末までに大学間の交流事業を進めるほか、観光などで4000万人の人的交流を目指すとしています。 一方、衛星の打ち上げ予告で緊張が高まっている北朝鮮をめぐっては、「朝鮮半島問題の政治的解決のため、引き続き前向きに努力する」とまとめるにとどまっています。