狭い部屋を2倍広く感じさせるためのアイデア 10
狭い住宅のインテリアでは、デザインや収納に関するアイデアがより重要だ。たとえば多機能の家具を導入したり、天井を高く感じさせる装飾をあしらったりと、実際の面積よりも広くスタイリッシュに見せるデザインのアイデアはたくさんある。本記事では、スモールハウスのためのインテリアデザインを紹介。US版「ハウスビューティフル」より。
意外な場所を収納スペースにする
スペースが限られている場合、どんな場所でもうまく活用しなくてはならない。階段の下やトイレの上など、意外な場所に広さが隠れていて簡単に収納スペースへと変化させることができる。 この写真のタイニーハウスでは、隠せるタイプのクローゼットを階段の下やモールディングの中に埋め込み、シーズン以外の洋服を収納できるようにしている。
家具を壁付けにする
部屋を狭く感じさせないために、一番確実なことといえば? それはモノを床に置かないことだ。壁付けの家具はどんな広さの家にも有効的なアイテムだが、特にスモールハウスでその魅力を発揮する。床面積を広く保ち、部屋全体の流れもよくしてくれるだろう。 ミッドセンチュリー・モダンのデザインが好きな人は特におすすめで、デザイナーのタリク・ディクソンによる部屋のデスクのように、壁付けの収納にはミッドセンチュリー期のものが多い。
型にはまらないレイアウトを考える
スモールハウスのデザインに関しては、規則通りに考える必要はなく、クリエイティビティを働かせることが重要である。 小さな家でスペースを活用するには、キッチンの真ん中にダイニングテーブルとベッドを組み合わせたり、このチャウンシー・ブースビーがデザインしたパウダールームのように、窓の上に丸い鏡をつるしたり、型破りなレイアウトも時には必要なアプローチである。
王道のインテリアデザインを無視する
キッチンはアイランドキッチンであるべきや、寝室にはサイドテーブルを二つ置かなくてはならないといった、インテリアデザインの規則はスモールハウスでは取り入れる必要はない。 ブルックリン・ホーム・カンパニーのチームは、アパートメントの伝統的なアイランドキッチンを再生材のカウンターテーブルに取り代えた。その結果、夕食の下ごしらえをしたり、椅子を並べて在宅勤務をしたり、自宅でくつろいだデートを楽しんだりするのに理想的な、視覚的にも風通しのよい場所ができあがった。