ケガで戦列を離れている元女王ハレップが現状を報告。「痛みが続いていてつらい」<SMASH>
ケガによりツアーを離れている女子テニス元世界ランク1位のシモナ・ハレップ(ルーマニア/現1127位)が、7月19日に更新した自身のインスタグラム(@simonahalep)で近況を報告した。 【画像】ハレップはじめウインブルドン2022で活躍した女子選手たちの厳選写真! 2022年「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/四大大会)での禁止物質「ロキサデュスタット」の検出と、「生体パスポート」に関わる違反で4年間の出場停止処分を受けたハレップ。今年2月にスポーツ仲裁裁判所(CAS)の審理で勝訴し即時復帰が可能になると、3月には「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/WTA1000)で本戦ワイルドカード(主催者推薦)を得て約1年7カ月ぶりに復帰を果たした。 しかし、ヒザのケガを負った32歳のハレップは、5月の「トロフィー・クラランス」(WTA125)を最後にエントリーしていた大会を相次いでキャンセル。「全仏オープン」(フランス・パリ/四大大会)と「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/四大大会)も欠場を余儀なくされた。 苦境に立たされるなかでケガの回復に努めているハレップは、このほど更新したインスタグラムで次のように現状を明かした。 「最近コートから遠ざかっていたので、少し私の現状を報告します。良いニュースではないけれど皆さんにも共有したかったのです。ここ数ヶ月、私はヒザのケガと闘ってきました。今までに経験したことのないケガで、痛みが続いていてつらいです」 「私にとって精神的にも感情的にもとても難しい時期(約2年間)で、その上、肉体的にも苦しんでいることは間違いなく助けになりません。 痛みの中でトレーニングやプレーをするのではなく、きちんと回復するために必要な時間を取ることにしました。できるだけ早く復帰したいのですが、私は機械ではありません。 私は人間であり 回復するための時間が必要なんです」 「また近況をご報告します。いつものように、皆さんの変わらぬサポートに感謝します。すぐにコートに戻れることを願っています」 ようやく復帰を果たしたものの、今度はケガに苦しめられているハレップ。復帰時期については明確に言及していないが、今は治療に専念して8月下旬の全米オープンには回復が間に合うことを願いたい。 構成●スマッシュ編集部