「筋育」はタンパク質摂取だけでは成功しない バランスのよい食事が効率を上げる
主食の役割がエネルギー源となるのは、主食に分類される食品が糖質を多く含んでいるからです。同様に、主菜の食品はタンパク質を多く含んでいるので体づくりの材料となり、副菜の食品はビタミン・ミネラル・食物繊維を多く含んでいるのでコンディショニングが役割となります。 日常生活で一番大切になるのは、主食・主菜・副菜に、それぞれどんな食品が分類されているのかというところ(表のピンク色の部分)。これさえ覚えておけば、献立を考える際、主食・主菜・副菜に該当する食品を揃えることに気をつけるだけで、栄養のバランスが自然と整うようになります。 また、目の前の食事を確認することで、主菜が足りなかったり、主食を摂りすぎてしまっていたりすることに気づけ、自分の食事の問題点も明確になり、改善にも取り組みやすくなるはずです。ですから、まずは上の分類表、とくにピンクに色をつけた部分を頭に入れておいてください。 主食・主菜・副菜が揃った献立とは、いわゆる「定食スタイル」のもの。外食を利用される場合などは、なるべく定食を選ぶようにする。それだけでも栄養バランスはぐっと整いやすくなりますよ。
構成/森本雄大 資料提供/竹並恵里