トッテナム戦ではスタメンに抜擢

去就が注目されているアントニー photo/Getty Images

ルベン・アモリム新監督が就任した新生マンチェスター・ユナイテッドにFWアントニー（24）の居場所はあるだろうか。 ［動画］怒涛の追い上げを見せるも後一歩届かず　マンUはトッテナムに敗れ、カラバオカップ準々決勝で敗退 2022年にアヤックスからユナイテッドへやってきたアントニー。8500万ポンドもの高額な移籍金で加入したアントニーだが、ここまでユナイテッドでは公式戦92試合で12ゴール5アシストと移籍金に見合うインパクトは残せていない。今シーズンはここまで公式戦10試合に出場し1ゴールを決めているが、プレイ時間は322分と限定的だ。 最近は移籍の噂もよく浮上しているアントニーはアモリム新体制で輝きを取り戻すことが期待されているが、ここまでは大きく状況を変えるまでには至っていない。スタメンに抜擢されたカラバオカップ準々決勝のトッテナム戦（3-4）でも目立った活躍はできず。『SofaScore』のデータによると、4回のドリブルは全て失敗、シュートとキーパスも0本と厳しい結果に終わった。 トッテナム戦は55分にアマド・ディアロと交代したアントニーだが、ユナイテッドの攻撃はここから息を吹き返した。そんな現状もあり、元ワトフォードFWトロイ・ディーニー氏はアントニーを早く移籍させるべきだと主張している。 「マンチェスター・ユナイテッドがアントニーを交代させると、他の選手全員が走り始めた。彼らは彼（アントニー）と関係を断つべきだ。彼をスケープゴートにしたくないが、正直言って、彼を見るのは本当にイライラする」 「今は大事な時だ。彼は走らないし、全力疾走もしない。とにかく彼を外すんだ。もしマーカス・ラッシュフォードを手放すなら、誰が彼を獲得するにせよ、我々は君に彼（アントニー）も獲得する金を払う。彼をクラブから外してくれ」（『CBS Sports』より） アントニーを一刻も早く移籍させるべきだと自身の見解を示したディーニー氏。一方でアモリム監督はトッテナム戦後、苦戦が続くアントニーについて次のように話している。 「彼にはもっと自信が必要だ。アヤックスでプレイしていたアントニーをを覚えているなら、今の彼は1対1で戦う自信が少し欠けているが、彼は改善するだろう。彼は本当に一生懸命努力しており、特にこの試合では、外よりも中でプレイしようとしている。彼がすべきことはただそれだけだ。一生懸命練習すれば、私は彼がもっと良い選手になれるよう手助けするつもりだ」（『Mirror』より） 現状では1月、または来夏での移籍が濃厚視されているが、アントニーはアモリム・ユナイテッドで自身の居場所を確保し、これまでの評価を覆すようなパフォーマンスを見せることができるだろうか。