天皇皇后両陛下がイギリス公式訪問予定の今だから読みたい!彬子女王の留学記が話題です
※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。 【写真5枚】プリンセスの驚きの日常が描かれた『赤と青のガウン オックスフォード留学記』をご紹介!
プリンセスの日常を垣間見ることができる!PHP文庫の『赤と青のガウン』が話題です
2024年6月22日から29日までの8日間、天皇皇后両陛下がチャールズ国王の招待を受け、国賓としてイギリスに滞在されます。滞在中には、かつておふたりが学んだオックスフォード大学にも訪問される方向で調整が進んでいるようです。 さて、天皇皇后両陛下が学ばれたオックスフォード大学で、女性皇族として初の博士号を取得された皇族がいることをご存じでしょうか? ヒゲの殿下の愛称で親しまれていた故寛仁親王のご長女 彬子さまです。 彬子さまは、2001年9月から1年間、2004年9月から5年間、合計2回にわたってオックスフォード大学で留学生活を送られました。その後、2015年1月に『赤と青のガウン オックスフォード留学記』というタイトルで、6年間の留学生活をまとめた単行本がPHP研究所から出版されました。 同書は、長らく手に入りにくい状態となっていたのですが、2023年にTwitterで話題となったことをきっかけに、2024年4月3日に文庫本として、装いを新たに発売されました。 発売から2か月が経過した2024年6月現在も、Amazonの「自伝・伝記」および「日記・書簡」部門の売れ筋ランキング1位を獲得しています。話題となっている一冊です。
25章構成となっています! 四字熟語の章タイトルが面白い! どこから読んでも楽しめます
「赤と青のガウン オックスフォード留学記」は、25章構成となっています。章タイトルは「一期一会」「前途多難」といったように四字熟語になっています。 章タイトルの次のページには、それぞれの四字熟語の意味が紹介されています。あまり一般的ではない四字熟語も登場するので勉強になります。 章の内容はそれぞれ独立したエピソードになっているので、目次を見て、「これはどういう話だろう?」と興味を持った章から読んでいっても楽しめます。
天皇皇后両陛下との心温まるエピソードも! 皇室を身近に感じられる一冊です
同書には、プリンセスの驚きの日常が描かれています。たとえば、護衛のいる日常があたりまえで「生まれて初めて一人で街を歩いたのは日本ではなくオックスフォードだった」(同書51頁)というようなエピソードが紹介されています。 また、ご家族や他の皇族の方々との心温まる交流エピソードも描かれていて、第3章の「苦学力行」では、天皇皇后両陛下がオックスフォード大学留学時のエピソードをユーモアを交えながら彬子さまに語られ、「必ずよい経験になるから楽しんでいらっしゃい」とアドバイスをされたという素敵なエピソードが登場します。(同書59頁) その他にも、親友の娘のゴッドマザーに就任したお話(同書14章)やチャリティーショップでお宝を発見したお話(同書17章)など、わくわくするような留学時のエピソードが綴られていて、皇室を身近に感じることができます。