佐々木尽、『刃牙』流の強さでKO宣言 井上尚弥メイン・クリスマスイブ世界戦のアンダーカードが会見【ボクシング】
ボクシングの世界4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31)=大橋=の統一王座防衛戦をメインに、WBOバンタム級王者・武居由樹(28)=大橋=の防衛戦も行われる12月24日のダブル世界戦(東京・有明アリーナ)のアンダーカードに出場する8選手が20日、東京都内で会見した。 注目は”セミセミ”でWBOアジアパシフィック(AP)・東洋太平洋ウエルター級王座防衛戦を行う2冠王者の佐々木尽(23)=八王子中屋=だ。18勝(17KO)1敗1分けという高いKO率を誇り、世界的に層が厚い階級でIBF・WBO3位など主要4団体すべてで世界ランク4位以内に入る。対戦相手の元日本同級王者・坂井祥記(33)=横浜光=は29勝(15KO)14敗3分けでKO負けの経験がないが、佐々木は「坂井選手は鉄壁のディフェンスですが、自分の強みはそれも吹き飛ばす攻撃力。会場を盛り上げます」とKO勝利を宣言した。 佐々木は11日まで3週間の米国スパーリング合宿を行った。「世界チャンピオンともやって、精神と時の部屋でした」と、充実ぶりを強調する。理想はマンガ「グラップラー刃牙」の主人公、範馬刃牙のような強さ。「道で後ろから来られてもいけるような心構えが出来上がっている。生物としての強さを求めているので」と、刃牙流の強さを見せるつもりだ。 対する坂井は「スピード、パワー、すべてが上の相手。それでも勝てるのがボクシングだと思う。それを見せたい」と番狂わせを誓っていた。 12月24日は他に日本スーパーバンタム級タイトル戦、王者・下町俊貴(グリーンツダ)―平野岬(三松スポーツ)、60キロ契約10回戦、日本スーパーフェザー級王者・奈良井翼(RK蒲田)―WBOAP同級王者・渡辺海、WBOアジアパシフィック・ミニマム級タイトル戦、王者・小林豪己(真正)―高田勇仁(ライオンズ)も行われる。
中日スポーツ