電子地域通貨「めぶく仮ID」で不正利用 群馬・前橋市
群馬県前橋市は、不正に入手したクレジットカードで電子地域通貨「めぶくPay」の仮IDに約100万円がチャージされ、支払いに利用されたと発表しました。 不正利用があったのは、前橋市の電子地域通貨「めぶくPay」のうちメールアドレスにより発行する「めぶく仮ID」を利用したものです。発表によりますと今月18日から19日かけて、何者かが不正に取得したクレジットカードあわせて8枚から「めぶく仮ID」に総額98万9000円をチャージし、市内の加盟店で支払いに利用したということです。「めぶくPay」の不正利用は今回が初めてです。 「めぶく仮ID」は、ことし10月の「前橋ブックフェス」にあわせて導入されました。メールアドレスの登録により発行されるもので、マイナンバーカードを利用したデジタル個人認証の「めぶくID」とは発行の方法が異なっています。 運用元の「めぶくグラウンド」では、今月20日から来月6日まで「めぶく仮ID」の新規登録を一時停止するほか、来月6日から「仮ID」へのクレジットカードからのチャージを停止するとしています。今後、警察に被害届が提出される予定です。