「自分自身、大きく成長できた一年だった」社会人野球で開花しドラフト候補に。156キロ右腕・エイジェック河北将太
10月24日に行われる、プロ野球ドラフト会議。ここでは注目のドラフト候補選手をお届けする。 【写真】国内最大級「エイジェックスポーツ科学総合センター」落成式 今回は社会人野球・エイジェック投手陣の柱である河北将太を紹介する。社会人野球2大大会の1つである都市対抗野球予選では、強豪をねじ伏せる力投を見せ本戦出場に大きく貢献した速球派右腕だ。 ◆社会人で開花した最速156キロを誇る速球派右腕 今年6月に行われた都市対抗予選・日立製作所戦では、8奪三振の力投で完投勝利を飾った河北。エイジェックが創部以来、一度も勝てていなかった強豪をねじ伏せる力投を見せ、チームの3年ぶりの都市対抗野球本戦出場の原動力となった。 都市対抗本戦では2試合に先発。 満足な結果を残すことは出来なかったが、「チームの中心として投げ、都市対抗に出場できたことは良かった。自分自身、大きく成長できた一年だった」と振り返った。 8月に行われた、関東選抜リーグでは2安打完封勝利を挙げ、9月の日本選手権予選でもリリーフとして日立製作所を無失点に抑える結果を残し、都市対抗での悔しさを晴らす投球を見せた。 東洋大時代は1年春からリリーフとして活躍し、全国大会のマウンドも経験したが、プロ志望届を提出せずに社会人野球のエイジェックへ進んだ。「プロ野球は小さい頃からの目標。プロに入れたら、1年目からチームに貢献できるように頑張りたい」とプロへの意欲は十分だ。 河北の特徴はなんといっても最速156キロをマークするストレート。プロ選手の平均を上回る2500回転を超えることも珍しくない。さらに、鋭いカットボールとスプリットで三振を奪えるところも魅力だ。今年創部7年目となるエイジェックから、初のNPBプレイヤー誕生の期待は高まっている。
アスリートマガジン編集部