高齢女性のカードで現金引き出した疑い ケースワーカーを逮捕 熊本
熊本県警は28日、熊本市のケースワーカー、森永一行容疑者(68)=同市東区桜木=を窃盗の疑いで逮捕した。 逮捕容疑は10月1日午後3時半ごろ、熊本市中央区にあるコンビニの現金自動受払機(ATM)から県内に住む高齢女性名義のキャッシュカードを使って現金5万円を引き出したとしている。「承諾を得てカードを借りて現金を引き出した」と容疑を否認している。 市によると、森永容疑者は中央区役所で高齢の生活保護受給世帯を担当するケースワーカー。2022年度から会計年度任用職員として採用され、今年度は137世帯を担当していた。県警によると、被害者の女性方にも業務として訪問していたという。10月1日以降、口座から複数回出金された形跡があるといい、捜査を進める。 市は「事実関係を調査し、厳正に対処する」とコメントした。【野呂賢治】