立憲民主党が参院選候補者の公募開始、野党連携に意欲…野田代表「自民に引導渡すことができる」
立憲民主党は8日、来年夏の参院選に向けた候補者の公募をスタートさせた。衆院選で公示前から50増の148議席を獲得した勢いを生かし、擁立作業を加速させて与党との対決姿勢を強め、参院選でも躍進を目指す。
野田代表は8日の記者会見で、「参院選で大きく飛躍できるよう頑張りたい」と意気込みを示した。政治塾を早期に開講して新人発掘に力を入れるとともに、総合選挙対策本部を来週にも開催する方針を明らかにした。
野田氏は改選定数1の「1人区」を巡り、野党間の候補者調整にも意欲的だ。7日には、東京都内の講演で「野党連携ができれば、自民党に引導を渡すことができる。1人区で協力できれば劇的な変化が起こせる」と強調した。
ただ、他党との調整は難航が予想される。ともに連合の支援を受ける国民民主党の玉木代表は慎重姿勢を崩しておらず、5日のテレビ番組でも「基本政策の一致がない調整は野合と言われる」と語っている。