愛知大会から綱渡りの試合を続ける中京大中京はすべて継投。高橋源一郎監督が語る継投のポイント
中京大中京が宮崎商に4対3で逆転勝利し、9年ぶりの甲子園勝利を挙げた。 愛知大会の初戦の誉戦から綱渡りの試合をしてきた中京大中京は全試合が継投だ。高橋源一郎監督は継投のタイミングについて語る。 「継投のタイミングは先発投手のボールの勢いの変化、相手打者の相性、試合展開などを考えます」 試合序盤から控え投手はブルペンで準備をしてきた。交代のタイミングは監督自身で決め、投手本人の「行けます!」は信用しないこと。 【トーナメント表】夏の甲子園 3日目までの結果一覧 「今日で言えば先発の中井(遥次郎)は力投していましたので、消耗が激しい。本人はいけます!というんですけど、やはりタイミングは考えないといけない。控え投手についてはずっと登板はあるよと伝えていました。早くなる場合もあるし、遅くなる場合はありますが、継投は基本線です」 6回、同点を許したタイミングで右腕・田中 太久哉投手(2年)にスイッチ。その後、1点を勝ち越されたが、逆転に成功。田中は3.1回を1点に抑える好リリーフだった。 ここまで愛知大会を通じて計7試合で継投策の中京大中京。2回戦では優勝候補・神村学園と対戦。対応力は非常に高い打線だけに、どんな継投策で勝負するか注目だ。