侍ジャパン・森下翔太、2安打1打点 タイブレーク練習では勝負強さ発揮
侍ジャパン・練習試合(5日、日本代表5-0広島、宮崎・清武運動公園)野球日本代表「侍ジャパン」が「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」(9日開幕、東京ドームほか)に向けて上々のスタートを切った。「9番・右翼」でフル出場した森下翔太外野手(24、阪神)はタイブレーク練習もあわせて3打数2安打1打点と活躍。さすがの勝負強さをみせた。 10月13日以来のゲームに臨んだ森下が、ブランクを感じさせない快音を南国の地に響かせた。 「自分の形でしっかり振って。とりあえず結果が、ヒットが出たというのはよかった」 昨年アジアチャンピオンシップに選出された際にも、直前に行われた広島との練習試合で本塁打。勢いそのままに本戦でもベストナインに輝く活躍で優勝に貢献しており、今年も同じ広島戦で弾みをつけた。 まずは第3打席で杉田から痛烈な左翼線への二塁打。タイブレークの練習を行った八回には、2死二、三塁から二遊間への内野安打を放って打点をマーク。阪神で見せてきた〝アイブラックポーズ〟ではなく、両手でヘルメットに触れた後に胸の「JAPAN」の文字を右手でなぞる〝新ポーズ〟も披露した。 4番候補の一人と明かす井端監督も「ああやって実戦で行ったら打てるのが森下選手。13日(開幕戦)に全開でいってくれるんじゃないかな」と信頼は厚い。期待に応えて頂点を目指すために、森下も開幕を見つめた。 「結果は結果で出たことはそうですけど、本戦でヒットを出すことが大切。それに向けてしっかり準備していきたい」 10月29日から始まった宮崎合宿も、6日が最終日。総仕上げを済ませて大会初戦の地、名古屋に乗り込む。(中屋友那)