処理水放出「全責任持つ」 斎藤経産相、全漁連会長と初面会
斎藤健経済産業相は21日、全国漁業協同組合連合会の坂本雅信会長と省内で面会し、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出について「何十年の長期にわたろうとも全責任を持って取り組む」と述べた。面会は経産相就任後初めて。 放出は8月24日に開始。反発する中国が、日本産水産物の輸入を全面停止した。 坂本氏はホタテなどを念頭に「特定の魚種は大変な状況になっている。長期にわたるので、安全性に加え、しっかりと漁業を継続できるよう、重ねてお願いしたい」と訴えた。斎藤氏は国内外への情報発信や風評被害の抑制、水産業支援に取り組むと強調した。