「誰がなるにしても自民党では…」岸田首相“総裁選不出馬” 街の声「この辺が引き際かな」「他の政党でも、力がない」
岸田首相は14日、9月の自民党総裁選に出馬しないと表明しました。政治とカネをめぐる一連の責任を取るとしています。長野県民や県内の自民党関係者に受け止めを聞きました。 岸田首相: 「自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は私が身を引くことだ。総裁選には出馬しない」 急きょ会見を開いて9月の自民党総裁選に出馬しないことを表明した岸田首相。政治とカネをめぐる一連の問題の責任を取り「新生・自民党を国民の前に示したい」と説明しました。 街の声はー 70代: 「この辺が引き際かなと思う。もっと総理になった時は期待していたけど」 「責任を取っても、後がどうなるか心配、誰がなるにしても自民党では。かといって他の政党でも、力がないので良くなるのかなと心配」 20代: 「(岸田首相が辞めても)変わらないのかなと思う。(次の総裁は)国民に目線を向けた人がいい」 県内の自民党議員はー 長野1区・若林健太 衆院議員: 「自民党は今度の総裁選挙で生まれ変わっていかないといけないので、一番わかりやすい第一歩は岸田総裁がこの時点でお辞めになると。(総裁選で)本気の議論を戦わせて日本の国の将来を担う人をしっかり選出していく」 自民党県連会長の宮下一郎衆議院議員は事務所を通じて「総裁選の選挙管理委員を務めているためコメントできない」としています。 県連幹事長の西沢正隆県会議員は6月の党の車座対話で総理の「退陣」を求めていました。 西沢正隆 県議: 「(政治とカネの問題で)トップとして責任を取っていくのは自然の流れ。(自民党が)変わった感を出していかないと、国民の支持につながらないと思いますので、(次の総裁は)思い切ったことができる方がいいのかな」 自民党総裁選は9月に予定され、新総裁選出後に岸田政権は退陣します。
長野放送