シカゴ連銀総裁、ディスインフレを歓迎-さらなる進展必要
(ブルームバーグ): 米シカゴ連銀のグールズビー総裁は15日、4月の物価上昇率の鈍化を歓迎した一方で、ディスインフレの余地がまだあると述べた。
4月の米消費者物価指数(CPI)は変動の大きい食品とエネルギーを除くコアベースで、前月比の伸びが6カ月ぶりに鈍化した。グールズビー総裁はこの統計について、利下げを支持する前にこうした報告をさらに目にしたい考えを示した。
米CPIコア指数、6カ月ぶりに伸び鈍化-年内利下げへの一歩 (4)
グールズビー総裁はラジオ番組「マーケットプレイス」とのインタビューで、インフレ率は「前回より若干改善し、ほぼ予想通りだが、それでも昨年後半の水準よりは高い」と指摘。「このため、まだ改善の余地がある」とし、ディスインフレの道筋は平たんではなく、住宅インフレを重要指標として注目していると話した。
同総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持たない。
原題:Fed’s Goolsbee Praises Disinflation, Says More Progress Needed(抜粋)
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Catarina Saraiva