「上京」への憧れは薄まりつつある? 若者に浸透する「東京の物価は高い」という意識
10大費目別の物価指数
次に、10大費用別の物価指数を見てみましょう(表1)。 表1
※総務省「消費者物価地域差指数-小売物価統計調査(構造編)2022年(令和4年)結果-」を基に筆者が作成 東京は「住居」が飛びぬけて高く、そのほかには「交通・通信」「教育娯楽」にもお金がかかるのが特徴です。 住居の費用は毎月固定で、「食費」や「光熱費」のように一時的な節約は簡単ではありません。そのため東京で暮らす場合、最初に高い賃貸物件を選んでしまうと、毎月の固定費が家計を圧迫し、生活にゆとりを持てなくなってしまう可能性が考えられます。 一般的に、賃貸は「手取り月収の3分の1以内」が目安といわれているため、賃貸物件を決めるときには、3分の1以内を目安に選ぶのがおすすめです。
東京は物価が高いので憧れだけで転居すると後悔する恐れも
物価の高さで10年連続1位になった東京では、特に住居費用の高さが地方に比べて際立っており、上京への憧れだけで転居すると生活が苦しく後悔する恐れがあります。特に、毎月の住居費用は節約しにくいため、住宅選びは東京で生活をする上で、重要なポイントとなります。 住居を選ぶ際は、実際の自分の収入に合わせ、手取り月収の3分の1以内に収めることを心掛けてみてください。 出典 内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局・三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 若年層の東京圏、地方圏への移動に関する意識調査 株式会社ビズヒッツ 192人に聞いた!上京転職の理由ランキング【不安に感じたことや対処法も解説】 総務省 消費者物価地域差指数-小売物価統計調査(構造編)2022年(令和4年)結果- 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部