泉堅太郎、閉館の俳優座劇場でラスト舞台「笑いは一切なし」氏神一番はポスターで素顔初披露
俳優の泉堅太郎(57)、元宝塚歌劇団雪組トップスターのえまおゆう、ロックバンド「カブキロックス」の氏神一番、リオ五輪水球日本代表で俳優の保田賢也(35)が27日、東京・港区の俳優座劇場で行われた、神田時来組の舞台「志士たち」(27日~12月1日まで、同所)の取材会に出席した。 オールプロジェクションマッピングで見せる 本格幕末時代劇。神田時来組座長を務める泉は、演出のほか高杉晋作を、えまおは幾松、氏神は勝海舟、保田は井上聞多をそれぞれ演じる。 泉は「『志士たち』は主役がいない舞台。群集劇ではなく吉田松陰の魂をリレーしていく作品で、魂が主役の話を書きたかった」と話した。同劇場は来年4月をもって閉館が決まっており、貸し公演としては今作が最後の上演となる。「本格的な時代劇をやろうと。笑いは一切なし。難しいものにチャレンジしないと、僕を育ててくれた俳優座に対して失礼」と力を込めた。 2018年上演の同舞台に出演したえまおは、「(キャストも変わり)また新しい『志士たち』になっている」。2年連続で神田時来組参加となる保田は、「本格的な時代劇ということで悩んだけど、皆さんにいろんなことを教えてもらって、役者として一皮むけたなと思っている」と胸を張った。 普段は“白塗りメイク”で知られる氏神は、「還暦を過ぎてから白塗りも取っちゃおうとドラマや映画をやっていますが、あまり気付かれない。今回初めてポスターで素顔を出している」と笑い、「バンドも楽しいけど、お芝居も楽しいんだと皆さんに知ってもらいたい」と呼びかけた。
テレビ朝日