「グロシエ」が英国とアイルランドで出店加速 美容小売「スペースNK」と提携
米国発D2Cビューティブランド「グロシエ(GLOSSIER)」は、美容小売店「スペースNK(SPACE NK)」と提携し、6月8日から英国とアイルランドの48店舗とオンラインで商品を販売する。マンチェスターやリバプール、エディンバラ、カーディフ、ダブリンなどの都市に加え、ケンブリッジ、ブリストル、ノリッジ、ノッティンガムなどの学園都市にある「スペースNK」の店舗で取り扱う。「グロシエ」はロンドンのコヴェント・ガーデンに旗艦店を構え、「セフォラ(SEPHORA)」を通じてすでに英国内でも販売しているが、小売パートナーとともに英国とアイルランド全土で販売するのは今回が初めて。取り扱いアイテムはベストセラーを含むスキンケア、メイクアップ、フレグランスなど。 【画像】「グロシエ」が英国とアイルランドで出店加速 美容小売「スペースNK」と提携
英国でも購入前に「グロシエ」を試す機会を
「スペースNK」のスーズ・カレッジ(Suze College)メイクアップ部門責任者は、2014年の「グロシエ」の発売を「過去10年間の美容における最も象徴的な瞬間の一つ」と評する。「シャーロット ティルブリー(CHARLOTTE TILBURY)」と「レア ビューティ(RARE BEAUTY)」、米メイクアップブランド「アワーグラス(HOURGLASS)」と肩を並べ、同店のメイクアップブランドのトップ3に入ることは容易いと話した。「英国の人々はソーシャルメディアを通じて『グロシエ』を知っているが、購入前に試す機会は少ない。われわれは店舗でもオンラインでも、『グロシエ』の商品を届けたい」と語った。「スペースNK」では、売り上げの55%が店頭販売で、メイクアップに限ると61%、フレグランスでは59%。すでに店頭スタッフのトレーニングを開始していると付け加えた。
「グロシエ」のカイル・レイヒー(Kyle Leahy)最高経営責任者(CEO)は、ロンドン以外へ拡大することは重要な目標であったという。今回の提携は国際的な拡大戦略の一環であり、米国とカナダ、英国では「セフォラ」と提携し、昨年はヨーロッパとニュージーランド、オーストラリア、メキシコ、インド、ブラジルへの国際配送を開始した。