橋本大輝、五輪2連覇見据え本番前最後の戦いへ「パリまで自信を持って」体調不良に苦しむも「あまり心配してない」
体操のパリ五輪代表選考会を兼ねた個人総合で争うNHK杯は16日から4日間、高崎アリーナで行われる。 男子で21年東京五輪2冠の橋本大輝(セントラルスポーツ)はすでに内定を得ているが、個人総合での五輪連覇を見据え「NHK杯を終えるとパリ五輪まで試合がない。前哨戦として良い演技を2日間やって、パリまで自信を持っていけるように準備をしていきたい」と意気込んだ。 先週は体調不良で、けん怠感や頭痛の症状に苦しんだ。練習も「全然やっていない」と積めきれず、コンディションは万全とは言い切れないが、「体調不良になる前まではちゃんと積み重ねてましたし、試技会もすごく良かった。そこまでで結構100(%)までいっていた。あまり心配してない。無理せず、ちゃんと試合出来るように体調面の準備をしていきたい」と徐々に調子を整えていく。 この大会で、ともにパリ五輪で団体金メダルを目指す仲間も決定する。「今の日本は本当に層が厚い。僕はほんとに団体金が欲しいので、みなさん代表に入ったからには、その先を見据えて、もう一度気を引き締めて、どうやって自分がパリで結果を出すのかも含めて、そこを考えられた選手がもしかしたら代表に入るかもしれない。みなさん出せる全てを出して欲しいなと思います」と語った。 男子のパリ五輪代表は5人。橋本は決まっており残りは4人で、NHK杯で橋本を除いた上位2人と、チーム貢献度2人が代表に決定する。
報知新聞社