駐日パレスチナ大使に聞く 「停戦に向けたプレッシャーを」と日本に期待 戦闘いつまで?【大石が聞く】
大使は、10月7日以降の戦争のことだけを伝えるメディアにも問題があると話します。 (駐日パレスチナ常駐総代表部大使 ワリード・アリ・シアムさん) 「残念ながらメディアは、10月7日以降の話を取り上げています。実際には50年以上にわたるパレスチナのイスラエルに対する抵抗の歴史があります。パレスチナが攻撃すると、イスラエルも攻撃、その繰り返し。パレスチナ人はこの75年間、イスラエル軍による占領下にある。(今回の紛争を)解決するためにも、イスラエルは占領統治をやめるべきです」 (大石アンカーマン) 「日本には、どういう役割を期待しますか?」 (駐日パレスチナ常駐総代表部大使 ワリード・アリ・シアムさん) 「日本はもっと積極的になるべきだと考えます。前へ前へ、他の国連加盟国に、停戦に向けたプレッシャーをかけてほしい。日本は国連の決議や国際法を尊重しているからです」 ■「各国リーダーが人間性を取り戻し、決断すれば…戦争は1時間で終わる」 そして、戦争終結の可能性について、最後にこう話しました。 (駐日パレスチナ常駐総代表部大使 ワリード・アリ・シアムさん) 「不可能なことは何もありません。全ての可能性はあります。もし、各国のリーダーが人間性を取り戻し、(利害の)ダブルスタンダートにとらわれなければ、決断すれば、1時間で(戦争は)終結するでしょう」 世界で「最も解決の難しい紛争」とも言われるパレスチナ問題。 この戦争は果たして終わるのか…利害を超越した、各国の外交努力が求められています。 2023年12月21日放送 CBCテレビ「チャント!」より
CBCテレビ
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