駐日パレスチナ大使に聞く 「停戦に向けたプレッシャーを」と日本に期待 戦闘いつまで?【大石が聞く】
平和を求めるイスラムの市民の声、ここ名古屋で響き渡ります。 ■一方、イスラエル人は…「平和的なガザの返還を考えている人もいたが」 一方、イスラエル人はどう考えているのか。 以前、コロナ禍のワクチン接種について取材した、名古屋在住のダニエルさんはこう話します。 (大石アンカーマン) 「率直にイスラエルの人としてどう見ていますか?」 (名古屋在住のイスラエル人 シャハー・ダニエルさん) 「ハマスの10月7日のイスラエルへの攻撃で戦争が始まった。イスラエル人として、関係ない人が(犠牲になる)ということは望んでいない」 長く対立が続く中、共存の考えも高まりつつありましたが、10月7日に戦争が始まってからは、イスラエル人の考え方が大きく変わりつつあるといいます。 (名古屋在住のイスラエル人 シャハー・ダニエルさん) 「10月7日までは、イスラエルは平和が欲しかった。イスラエルの中でも半分ぐらいの人は、平和的にガザを返還しようと考えている人もいた。(10月以来)そう考える人が減ったと思う」 (名古屋在住のイスラエル人 シャハー・ダニエルさん) 「100まで振り切ったものは0には戻れないから、最後まで(侵攻を)やりきらないとって、今イスラエルの人ならそう思うからね」 100年以上、この地を巡って続いてきた、パレスチナとイスラエルの争い。 その溝は深まっています。 イスラエルのネタニヤフ首相は、12月13日、国連の即時停戦を求める決議に反発。 「国際的な圧力には屈しない」と、ハマスの殲滅を掲げ、戦争継続を明言しています。 ■駐日パレスチナ大使 日本への期待は「停戦に向けたプレッシャー」 【CBCテレビ 名古屋・中区 12月15日】 こうした中で、この問題について知ってほしいと、私たちの取材に応じたのが、 駐日パレスチナ常駐総代表部大使の、ワリード・アリ・シアムさん。 地上波のインタビューに応じるのは、戦争が始まって以降「初めて」です。 (駐日パレスチナ常駐総代表部大使 ワリード・アリ・シアムさん) 「ガザは名古屋市と同じ大きさで、人口もほぼ同じ。想像してください。名古屋市の60%が完全に破壊されることを。190万人の名古屋市民がどこかに連れていかれることを。それがガザで起きている事です。ガザは世界で最も人道的にひどいことが起きている地域です」
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