【動画】大阪で0系新幹線陸送。通行人らから「懐かしい」「珍しい」の声
懐かしい新幹線が街を走ってるで―。大阪市港区のJR大阪環状線弁天町駅高架下にある「旧交通科学博物館」に置かれていた新幹線「0系」車両が7日未明、整備工場へ運び出された。同館から運ばれる様子がSNSなどで広まったため、周辺には多くの鉄道ファンや報道陣が集まり、にぎわいをみせた。この車両は後に、2016年にオープンする京都鉄道博物館で展示される。 【写真・動画特集】「団子っ鼻」車両が、なにわ路を走る
交通科学博物館で愛された0系の量産第1編成の車両
鉄道ライターの伊原薫さんによると、今回運び出されたのは、0系の量産第1編成の車両。この0系新幹線は、実車の引退に際して第1号編成のうち4両が搬入。「新幹線の運転台」は今でも子供たちに大人気で、多くの子供たちが目を輝かせながらハンドルを握っていた。 7日午前1時ごろ、特徴的な「団子っ鼻」の形をした先頭車両を乗せたトレーラーが同館を出発。外から見える部分で作業していたためか作業をしてためかSNSで「搬送される」などと広まり、同館周辺には多くの鉄道ファンらが詰めかけた。
未明の陸送、通りすがりの人「あの展示されてたやつが?」
最終電車で弁天町駅を降り、人だかりにビックリした様子の港区の40代の女性は「なにごとですか?」と聞いた後「あの展示されてたやつが出るんですか。これは見とかなアカン」と人ごみに消えていった。 別の通りすがりの男性は「この新幹線でキムタクのドラマの撮影をしてたと思う。やっぱすごい博物館やったと思うわ。こんなに人が来るもん。あと、もう団子っ鼻の陸送なんて見られへんと思うから貴重やね」などと話していた。 搬出された先頭車両は、同日午前2時半ごろ、大阪市内の工場へ移動完了。今後、同様に残りの車両が順次運び出されていくという。 地図URL:http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=34.668649157525834&lon=135.4628301625477&z=17