ホンダ「“旧車顔”スポーツカー」がスゴイ! “丸目”ライト&「斬新テール」も超カッコイイ! 2人乗り“レトロ”ターボ「ネオクラシック」とは
「東京オートサロン」で人気のカスタムカーが市販化された!
2025年1月10日から12日までの3日間、世界最大級のカスタムカーイベント「東京オートサロン2025」が開催されます。今回で43回目となりますが、過去にもさまざまなカスタムモデルが登場し話題を集めました。 そんな出展車両のなかから、2016年の東京オートサロンに参考出品され、その後市販化にまで至ったホンダの「Neo Classic(ネオクラシック)」について紹介します。 【画像】めちゃカッコいい! ホンダ「“旧車顔”スポーツカー」を画像で見る(30枚以上)
東京オートサロン2016では、「N lab.(エヌラボ)」という小さなカスタムショップの小さなブースが出展されました。 そのエヌラボブースにおいて、ひときわ目立つカスタムカー「S660 Neo Classic(以下、S660 ネオクラシック)」が展示され、非常に大きな注目を集めました。 ベースは、2015年にデビューした2シーターの軽オープン・スポーツカー、ホンダ「S660」です。 660ccターボエンジンをミッドシップにレイアウトし、トランスミッションもワイドレンジ・クロスレシオの6速MTを新たに開発するなど、非常に力の入ったモデルでした。 そんなS660をカスタマイズした“ネオクラシック”は、来場者らによる投票の結果、出展車両のなかから優秀モデルを競う「東京国際カスタムカーコンテスト2016」においてグランプリを受賞。市販化を希望する声も多く上がっています。 S660 ネオクラシックを製作したエヌラボは、ホンダの純正アクセサリーを扱うホンダアクセスの有志により立ち上がった活動で、翌年2017年の東京オートサロンには早くも量産検討モデル「S660 Neo Classic Prototype(ネオクラシック プロトタイプ)」を出展。 そして2018年8月、ホンダアクセスからエヌラボが制作したS660と同じ外観に換装するS660 ネオクラシックのキットが発売されました。 FRP製のボディパネルを採用し、軽自動車の規格に収まるサイズでつくられています。 歩行者保護をはじめとする保安基準に適合した製品で、公道走行も可能です。 ボディパーツは無塗装となっており、ユーザーの好みの色に塗装可能となっていました。 キットの製品価格(消費税込み)は132万円。S660を所有しているオーナーは後付けが可能で、最初からキットを装着した状態のコンプリートカーも販売されていました。 販売当時、キット代と塗装代、取り付け費の合計はおよそ250万円前後と伝えられていたようです。 そんなS660ネオクラシックは、くりくりとした大きな丸目と、ブラックアウトした両サイドのヘッドライトを大きく縁取りして繋げた特徴的なグリルがなんとも印象的な顔つきです。 レトロさとかわいらしさを融合した斬新なデザインで仕上げられていますが、一方でリアビューにはモダンな雰囲気もあり、やはり強い個性が感じられます。 このようにフロント、リアともに灯火類のデザインまで大きく変更するアフターマーケットのコンプリートキットは、非常に珍しい存在です。 なおS660 ネオクラシックのキットは限定100台の販売で、2021年5月末で販売終了となりました。 ※ ※ ※ 現在、中古車市場でS660は高値安定傾向ですが、S660 ネオクラシックは非常にごくわずかの台数が流通するのみで、タイミングによってはゼロという状況です。 見つけたら手に入れるべき貴重な1台といえるでしょう。
佐藤 亨
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