【速報】日銀、「追加利上げ」と「減額計画」を同時決定 ~7月会合のまとめ【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト】
市場は総じて落ち着いた動きに、植田総裁の会見では早々に次の利上げ時期を探ることになろう
ドル円は、前述の追加利上げ検討の複数報道を受け、ニューヨーク外国為替市場で、大きくドル安・円高が進み、本日朝方の国内市場では、長期金利上昇、株安の動きが目立ちました。その後、日銀の政策決定が伝わった直後、ドル円は方向感なく上下に振れ、長期金利は低下、株価は上昇という反応がみられました。事前報道で、追加利上げが急速に織り込まれたこともあり、いったん材料出尽くしから、市場は総じて落ち着いた動きとなっています。 追加利上げの理由は、日銀が本日公表した「(参考)2024年7月金融政策決定会合での決定内容」の1ページ目の記述(経済・物価が見通しに沿って推移、賃上げの動きの広がり、実質金利は大幅なマイナス、見通し実現していけば緩和度合い調整)が参考になると思われます。市場は早々に次の利上げ時期を探るとみています。 (2024年7月31日) ※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『【速報】日銀、「追加利上げ」と「減額計画」を同時決定 ~7月会合のまとめ【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト】』)。 市川 雅浩 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 チーフマーケットストラテジスト
市川 雅浩,三井住友DSアセットマネジメント株式会社
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