アジアカップで悔しさ経験したGK鈴木彩艶は北朝鮮戦でクリーンシート達成。ピンチも救い「最低限の目標は達成できた」
ハイボールも的確に処理
［ワールドカップ・アジア2次予選］日本 1－0 北朝鮮／3月21日／国立競技場 2026年のワールドカップ・アジア2次予選で北朝鮮と対戦した森保ジャパンは、開始2分の田中碧のゴールで勝利を手にした。 【動画】田中碧のゴール シーン 4－2－3－1のシステムを組んだこのゲームで、先発GKに指名されたのが、鈴木彩艶である。 鈴木は先のアジアカップでも、大迫敬介の怪我などもあり（大迫は北朝鮮戦で代表復帰）、正守護神を任されたが、5試合で8失点と安定を欠き、チームもベスト8で敗れる悔しさを経験した。 ただ北朝鮮では、特に後半に相手にペースを握られたが、鈴木は落ち着いたプレーを披露。ハイボールの処理も的確で、後半開始直後の相手のミドルも鋭い反応で阻み（ポストに当たったボールを打たれてネットを揺らされるも、直前のプレーが北朝鮮のファウルの判定）、クリーンシートに貢献したと言えるだろう。 試合後には「無失点で抑えることは最低限の目標で達成できましたが、細かいところの修正点はあるので気持ちを切らさずにしっかり反省して、次に向かいたいと思います」とコメント。 「ゼロにこだわっていた」とも話し、アジアカップでの成績に引きずられることなく、メンタルの強さも示した形だ。 ポテンシャルは抜群の21歳である。北朝鮮戦の結果を次にどうつなげるか楽しみだ。 取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）
