チェルシーで居場所のないGKケパ、ボーンマスへのレンタル移籍に近づく?
チェルシーに所属しているスペイン代表GKケパ・アリサバラガが、ボーンマスへのレンタル移籍に近づいているようだ。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えている。 現在29歳のケパはアスレティック・ビルバオで活躍した後、2018年夏にGK史上最高額となる7100万ポンド(約135億円)でチェルシーに加入し、公式戦通算163試合に出場。昨夏にはベルギー代表GKティボー・クルトワの負傷もあり、急転直下でレアル・マドリードへのレンタル移籍を果たし、公式戦20試合に出場した。 レンタル移籍期間が満了したケパは、今夏チェルシーに復帰したものの、スペイン代表GKロベルト・サンチェスやセルビア代表GKジョルジェ・ペトロヴィッチが在籍しているほか、さらにはデンマーク人GKフィリップ・ヨルゲンセンが加入した影響もあり、今夏の退団は既定路線となっていて、トップチームから離れてトレーニングを行っていることが明らかになっている。 ケパ自身はレアル・マドリードでのプレー続行を希望していたが、退団が噂されていたウクライナ代表GKアンドリー・ルニンがレアル・マドリードに残留する見込みとなっており、復帰の可能性は低いと見られている。 そんななか、先日からボーンマスがレンタル移籍でのケパ獲得に興味を示していることがイギリスメディア『BBC』などで報じられており、動向には注目が集まっていたが、ロマーノ氏によると、まだ重要な詳細を調整する必要はあるものの、1年間のレンタル移籍で両クラブは合意に近づいているという。 なお、チェルシーとしては現行契約が2025年6月30日までとなっているケパの完全移籍での退団を望んでいるものの、高額な給与も影響して今夏の移籍市場閉幕が迫っている中で売却先が見つからない状況から、来夏のフリー退団を避けるべく給与を減額しての1年間の契約延長を締結してから、ボーンマスにレンタル移籍で貸し出すことにしたようだ。 契約条件などで問題がなければ、今日中にもケパはメディカルチェックのために出発する予定であることが伝えられており、同選手は今シーズンをボーンマスでプレーすることになりそうだ。
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