【ハイライト動画あり】春から苦戦が続いた天理大学が逆転勝ち。明治大学は菅平で連敗。大学ラグビー練習試合
勝利した日本大学戦からFWは、U20日本代表PR(プロップ)森仁之輔(3年)、FL川越功喜(2年)、1年のアリスター・サウララ(デラセラカレッジ)ら7人は同じで、NO8のみ木下颯(3年)から岡崎慶喜(3年)に替わった。
BKは全員同じで、ハーフ団は長崎南山出身のルーキーSH(スクラムハーフ)山下蓮と、キャプテンのSO筒口允之(4年)の2人。CTBにも1年の山田晟大(常翔学園出身)、そして最後尾のFB(フルバック)には上ノ坊兄弟の弟・上ノ坊駿介(3年)が入った。
ハーフ団を中心としたアタックと、そして明治大学相手にどこまでセットプレーでプレッシャーをかけることができるかが焦点だった。
東西の強豪同士の激突は25度と高原らしい気温の中、午後1:00にキックオフされた。先制したのは黒ではなく、この試合では白いジャージーを着た天理大学だった。
SO筒口が左右にボールを大きく振ってアタックし、リズムに乗る。そしてスクラムでもペナルティを誘い、前半12分、ゴール前でチャンスをつかむ。右サイドでWTB(ウイング)平松麟太郎(3年)が粘り、ボールを活かして、最後はSO筒口が足にかけたボールをCTB山田が抑えて7点を先制した。
その後は互いにディフェンスでの集中力が高く、ともに得点を挙げられなかった。ただ、明治大学はスクラムをすぐに修正し、相手のコラプシングを誘ってチャンスをつかむ。
すると30分、ラインアウトを起点にSO伊藤龍の突破からチャンスを掴み、最後はフォローしたCTB秋濱悠太(4年)がトライを挙げて、WTB坂本公平(4年)がゴールを決めて、明治大学が7-7の同点に追いつく。
だが、天理大学もすぐに反撃し、38分、ラインアウトから右に展開し、CTB山田がゲイン。最後はFB上ノ坊つないで右中間にトライ、SO筒口のゴールも決まり、14-7とリードして前半を折り返した。
後半、先に得点を挙げたのは7点を追う明治大学だった。後半3分、内を突いたWTB坂本がゲインし、最後はFB金昂平(4年)がトライを挙げて、再び14-14の同点に追いつく。