「彼では限界がある」遠藤航は新監督の戦術にフィットしないのか。ポルトMFの補強を海外主張「エンドウによってスロットのサッカーは制限される」
「エンドウは見事な仕事をしてきた」とも
リバプールはユルゲン・クロップというカリスマ指揮官が退任し、アルネ・スロット監督の下で新たな時代を迎える。当然、来季に向けたチーム編成への注目度は小さくない。強化が議論されるポジションのひとつが、遠藤航と同じ守備的MFだ。 【動画】遠藤の愛息がアンフィールで披露したキレキレプレー シーズン半ばからの活躍で賛辞を受けた遠藤だが、夏のマーケットでクラブがこのポジションを強化すべきとの声は少なくない。『FootballFanCast』は6月8日、「リバプールへの驚きの移籍を果たしてから、エンドウは見事な仕事をしてきた」と報じている。 「公式戦44試合に出場し、12月のクラブ月間最優秀選手に選ばれ、退任したユルゲン・クロップ監督から『マシン』、『サッカーに関して卓越している』と称賛された。だが、彼には限界がある。31歳のエンドウは長期的な選択肢ではない。勤勉で冷静だが、ロドリやデクラン・ライスのような身体能力に恵まれた完全なスキルやモビリティに欠ける」 リバプールはヨーロッパリーグを制したアタランタのエデルソンや、ポルトのアラン・バレラへの関心が騒がれている。 FootballFanCastは「バレラはポルトに加入して以降、見事にやってきた」と称賛。チャンピオンズリーグのアーセナル戦でのパフォーマンスや、各種のスタッツをとりあげて賛辞を寄せ、「エデルソン以上の選択肢となるはずだ」と伝えた。 「エデルソンより2歳若いことも考えれば、もっと伸びしろのある選手を選ぶ価値はあるかもしれない。特に、エンドウとアレクシス・マカリステルが中盤の底の負担を軽減できることを考えればなおさらだ」 最後に、同メディアは「クロップの後任としてスロットが選ばれた主な理由のひとつは、ハイプレスとポゼッションをベースとしたスタイルで、クロップとペップ・グアルディオラのハイブリッドのようだからだ」と指摘している。 「だが、この前のめりのスタイルは、エンドウによって制限されるだろう。彼のせいというわけではない。日本のスターは新たなシステムに理想的な6番ではないのだ。スロットにはエネルギーと活力が必要であり、バレラという才能ある若い選手なら、まさに彼が求めているものを見つけられるだろう」 クロップの下で一定の実績を残し、確かな評価を得た遠藤に、来季はどのような戦いが待っているのか。スロット体制初年度の処遇が注目される。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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