全米沸騰!どうなる?元無敗のBOX5階級王者vsUFC2階級王者の最強対決
ボクシングの元5階級王者で無敗のまま引退したフロイド・メイウェザー・ジュニア(40)と総合格闘技UFCの2階級王者、コナー・マクレガー(28)の“最強対決”が8月26日にラスベガスで行われることが正式決定。早くも全米のメディアやファンの間で「マクレガーは勝てるのか」という論争がスタートした。 試合は、完全なボクシングルールで、12ラウンド、グローブは10オンス、体重はボクシングのスーパーウエルター級の154ポンド(69.85キロ)で行われるため、いわゆるボクシングと、総合格闘技の間で戦う異種格闘技戦ではない。 いくらマクレガーがオクタゴンの中では主にパンチで相手を倒してきているハードパンチャーといえど、プロボクシングの試合は初。しかもメイウェザーは希代のディフェンスマスター。ボクシング関係者から聞こえてくる、ほとんどの声はメイウェザー有利だ。 全米のボクシング専門サイトである「ボクシング・シーン・ドットコム」も、この対決を大きく報道していて、ブックメーカーの現在のオッズも、メイウェザーが圧倒的有利であることを報じている。 「面白い試合にはならないかもしれないが、2人は人気選手だ。おそらく1億人を超える人が賭けに投じるだろう」と予測。現在、有名ブックメーカーのウイリアムヒルのオッズでは、メイウェザーの勝利が1.03倍しかないのに比べて、マクレガーは7倍。そしてドローは26倍となっている。 さらに細かいオッズを見ると、メイウェザーのKO、TKOでの勝利オッズが1.9倍で、判定勝利が2.2倍。対するマクレガーのKO、TKO勝利は8倍で、判定勝利は34倍というオッズ。1ラウンドでメイウェザーが勝利するケースにもオッズがつけられていて、こちらは34倍となっている。 「メイウェザーが有利かもしれないが、われわれはマクレガーが、その左のパンチ一発でKOをしてきたシーンを見てきた」とも、ウイリアムズヒルの広報は語ったという。 マクレガー有利説を唱える声もなくはない。 UFCのダナ・ホワイト社長は、「メイウェザーは40歳。しかも、サウスポーが苦手とくる」と、2年間のブランクと年齢、そしてマクレガーはメイウェザーが苦手としてきたサウスポーであることを有利な条件として主張した。 「FOXスポーツ」の電子版も「5つの考慮すべき点」としてメイウェザーの死角を列挙した。