テレ朝「ザワつく!」が民放大みそか特番“V4”か…ガキ使は今年も放送なし、NHK紅白は苦戦必至
大みそかの「NHK紅白歌合戦」に“サプライズ出演”する歌手が話題になっているが、対する民放各局の「大みそか特番」のラインアップが出揃った。 【写真】NHK牛田茉友アナってどんな人? 衆院選開票特番で「夏目雅子似」と話題に 日本テレビ系は「大晦日ゴチ特別編 5時間超スペシャル」(後6:30~)。かつて民放トップを誇った「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけない」は2020年の年末を最後に今年も放送されないようだ。 TBS系は「CDTVライブ!ライブ!年越しスペシャル!2024→2025」(後11:45~)。紅白とモロかぶりとなるその前のゴールデンタイムでは、昨年は「WBC2023 ザ・ファイナル」を放送したが、今年はまだ発表されていない。 フジテレビ系は、ゴールデンタイムは2年連続となる「『逃走中』~大みそかSP~」。その後のスタート社(旧ジャニーズ事務所)の「カウントダウンコンサート(カウコン)」は、結局、昨年に続き放送見送りとなった。 テレビ朝日系は、6年連続で「ザワつく!大晦日」(後5:00~)。8時間ぶっとおしの大型放送になるという。 テレビ東京系は、8年連続となる「孤独のグルメ2024大晦日スペシャル(仮)」(後10:00~)。このお正月には同作の劇場版映画も公開されるとあって気合が十分だ。 スポーツ紙放送担当記者はこう話す。 「昨年末は、紅白の第1部が初めて視聴率30%割れ(29.0%)し、第2部も前々回を7.6ポイントほど下回り歴代最低に沈みました(31.9%)。紅白のウラの時間帯では、民放では、テレ朝の『ザワつく』が午後6:00~7:30で12.3%、午後7:30~9:00で7.7%と、3年連続で民放トップ。それ以下は、TBS→日テレ→テレ東→フジという順でした。放送時間を5時間から6時間、そして今年はついに8時間に延長した『ザワつく』がどこまで奮闘するか、今年はTBSがゴールデンタイムに何を持ってくるかに注目です(視聴率はいずれも関東地区世帯/ビデオリサーチ調べ)」 ■「仕方なくチャンネルを合わせるという感じ」 確かに「ザワつく」を放送するテレビ朝日は、今年、全日(6~24時)、ゴールデン(19~22時)、プライム(19~23時)の視聴率三冠(世帯・個人とも)の座を、日テレから奪還するとみられるなど勢いに乗っている。 一方で、TVコラムニストの桧山珠美氏はこう話す。 「紅白に付いていけなくなった中高年や高齢者が見るにしても、全体的に新鮮味に欠けるのは否めません。仕方なくチャンネルを合わせるという感じでしょうか。『ザワつく』もそんなスペシャル感があるとは思えないし、『ゴチになります』も『ゴローさん』も、人気はありますが、ちょっとコスりすぎていて、食傷気味で胃もたれしてしまいそうです(苦笑)」 昨年は「紅白が失った8ポイントの視聴率を民放は回収できなかった」といわれたが、配信やネット番組に視聴者が流れる傾向に歯止めはかかりそうにない。