楽天Gの7─9月期は営業黒字に転換、モバイルの赤字縮小などで
[東京 13日 ロイター] - 楽天グループは13日、2024年1─9月期連結純損益(国際会計基準)が1503億円の赤字だったと発表した。前年同期の2084億円から赤字幅が縮小した。7─9月期の営業損益は前年の544億円の赤字から5億円の黒字に転換した。四半期黒字は2020年4─6月期以来。モバイルの赤字幅縮小やカードの増益などが寄与した。 IBESがまとめたアナリスト10人のコンセンサス予想では、24年12月期通期の連結純損益の平均値は891億円の赤字。 1─9月期のモバイルセグメントの赤字は1681億円(前年は2507億円の赤字)だった。三木谷浩史会長兼社長は、決算説明会で「売上成長の40%がモバイルに起因しており、グループ全体の成長のブースターになってきている」と評価した。モバイル事業では10月に契約回線数が800万回線を超えた。