ヨーロッパとアメリカ西海岸、時差がキツく感じるのはどちらか
新型コロナウイルスのロックダウンは過去になり、国際間のヒトの往来はすっかり復活した。円安というデメリットもあるが、旅行や出張で海外に渡航する機会も増えてきた。 時差が大きく、また日本からの人気の渡航先といえば、ドイツ・フランスなどの西欧、そしてサンフランシスコ、ロサンゼルスなどの米国西海岸がある。日付の変更を考慮しなければどちらも同じような時差だが、実は体感の時差には大きな違いがある。 一般的に、日本からヨーロッパへの渡航は、体感的な時差は楽だと言われている。人間は夜ふかしは得意だが、眠くないのに眠るのは苦手なためだ。ヨーロッパへは西への移動となるため「1日が長く」なる。そのため、時差に順応するには夜ふかしをすれば済む。 一方、米国に向かう場合は東向きなので「1日が短く」なる。飛行機で寝てしまった場合、現地の夜に「眠りたくても眠れない」ということが生じてしまう。そして、現地の朝になって眠ってしまい、1日を無駄にする。ということも起こりうる。 帰国時には逆の現象が起きる。欧州の時差に順応した場合、日本の時差はキツく感じる。米西海岸の時差に適応した場合、日本についてもそこまで時差ボケに悩まされることはないだろう。