「いつまでも“元アクトレスの人たち”の枠じゃない!」高橋奈七永にパッション注入されたCHIAKIが“プロレスラー”としての意地を叫ぶ!
1日、大阪府・大阪176BOXにて『Marigold Grand Opening Wars 2024』が開催。高橋奈七永がCHIAKIにパッションを注入した。 マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって5月20日に旗揚げされた新団体。 スターダムを退団したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月の5選手に加え、元全日本女子プロレスで元スターダムの高橋奈七永、元アイスリボンでスターダムの『NEW BLOOD』にて偽中野たむとしてプチブレイクした石川奈青が所属に。 さらに、アクトレスガールズの風香プロデューサーが青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香と一線級の6選手を引き連れて入団したことで女子プロレス界は大騒ぎに。 後楽園ホールで行われた旗揚げ戦では、立見席も売り出される中で1539名(超満員札止め)の観衆が詰めかけ、異様な熱気に包まれる中で大会は大成功。その後の新木場大会、今回の大阪大会でも札止めや超満員を連発しており、快調な滑り出しを見せている。 CHIAKIは2021年11月に旧体制下のアクトレスガールズ(Color‘s)でデビューしており、1ヶ月強のプロレスラーとしてのキャリアを持つ。 新体制アクトレス(アクトレスリング)では美しい筋肉を持つパワーファイターとして活躍し、2人を同時にアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げるなどの剛力を見せていた。 キャリアの大半を新体制アクトレスで過ごしてきたCHIAKIだが、「私は20数年間、ずっと太めの腕とか、発達したヒラメ筋とか、ちょっとデカ過ぎる足とか、ずっとコンプレックスにして生きてきました。『こんなに自分を生かせる場所があるんだ』と気付いて、プロレスに向き合うことを決めました。出会い方は特殊でしたが、自分の人生を変えてくれたプロレスと、これからも人生を歩んでいく」と“プロレスラー”として骨を埋める覚悟を持って移籍。 入団会見時には高橋奈七永にパッション注入マッチを要求する肝の据わりようを見せており、その覚悟には期待の声が集まっていた。 この日、マリーゴールド初の地方大会で高橋奈七永vsCHIAKIのパッション注入マッチが実現。 試合前にはCHIAKIが「よろしくお願いしますッ!」と握手を求め、自慢の握力で奈七永の手を握りつぶさんばかりに絞め付けて奈七永が慌てる場面も。 ゴングが鳴るとCHIAKIは猪突猛進なパワーファイトを展開していくも、奈七永は真っ向から受けきった上で強烈なビンタで張り飛ばし「オラッ!CHIAKI、パッション見せてくれよッ!」と顔面をグリグリと踏みつけていく。 その後の奈七永はCHIAKIの心を折りに行くかのように苛烈な連撃を見舞っていくが、冷蔵庫爆弾をかわしたCHIAKIは「行くぞォオオッ!パッショーーーンッ!!」と雄たけびを上げながら顔面へドロップキック。「パッショーーーン!」と叫びながらの顔面ウォッシュからアルゼンチン・バックブリーカー、さらに得意のムーンウルフ(※アルゼンチン・バスター)まで決めるも反撃はここまで。 CHIAKIがコーナーに上ったところを奈七永がビンタで怯ませ、雪崩式ブレーンバスター。間髪入れずにショートレンジ・ラリアットから冷蔵庫爆弾を投下して3カウントを奪った。