輝き薄れる米超大型ハイテク5社、今週発表の決算で利益成長鈍化か
これらの動きにより、大手テクノロジー企業は、株式市場の負け組という慣れない立場に置かれている。バリュエーションの高さに厳しい目を向けられており、人工知能(AI)イニシアチブへの多額の支出がいつ利益を生むのかに疑問が投げかけらている。
ベアードの投資ストラテジスト、ロス・メイフィールド氏は「テクノロジー企業が市場のリーダーの地位を譲る状況は年末まで続く可能性があるが、長期の株保有を遠ざけるものではない」と指摘。「収益成長の減速は明らかなリスクであり、バリュエーションはやや行き過ぎているかもしれない。だが、依然として大きな成長をもたらしている。今後数年の収益力には依然として大幅に上振れする余地がある」と述べた。
テスラはすでに予想を上回る7-9月期利益と明るい見通しを報告しているが、今週からいよいよ大手テクノロジー企業の決算発表シーズンが本格化する。29日にグーグルの親会社アルファベットが、30日にマイクロソフトとメタが、31日にアップルとアマゾンがそれぞれ決算を発表する。エヌビディアは11月下旬まで決算発表予定はない。
原題:Big Tech Stocks Lose Some of Their Aura as Earnings Growth Slows(抜粋)
--取材協力:Natalia Kniazhevich.
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Jeran Wittenstein, Ryan Vlastelica