経産省が関電に業務改善勧告 卸売電力で過剰な買い入札 市場価格は最大で約30円上昇
関西電力は26日、市場で必要量以上に過剰な電力を買い入れる入札を行ったなどとして、経済産業省から業務改善勧告を受けました。 関西電力と経済産業省によりますと、関電は去年12月26日と今年9月20日、21日の計3日間で、日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場での取引において、本来、調達が必要な量を超えて電力の過剰な買い入札などを行ったということです。 過剰に買った電力はおよそ51.7GWhで、これは20万軒分に相当するということです。(1軒あたり1か月に260kWh使用した場合) また、経産省の委員会の調査では、最大で市場価格を30円ほど上昇させたということです。 これを受けて、経産省は市場での影響は重大などとして、電力の適正な取引の確保を図るため関電に対し業務改善勧告を行いました。 関電はシステムの不具合が原因などとしています。