浜辺美波、「東宝シンデレラ」オーディションを回顧 25歳の展望も語る
■自身のアピールポイントは「協調性」
浜辺が今作で演じたのは、早稲田大学の学生で洞察力に優れた主人公・嶌衣織。浜辺いわく「慎重派で、自分の中でいろいろ精査してから発言する子。思いやりもあり、仲間意識が強い」という嶌だが、自身と似てる部分を聞いてみると「あんまりなくて」と苦笑いする。 「私は思いつきで発言してしまうタイプ。周りを見て自分の言葉を一旦胸に留められる嶌さんは大人だなと思いましたし、真似したいです。洞察力に関しても、私は何となくの勘は働くほうですが、嶌さんのそれとはラインが違って。嶌さんは理論的ですが、私は野生の勘なので『理論やソースは何?』と言われると説明しにくいことが多い。また直感型なので、振り返った時に『あってたのかな…』とか不安になることも。嶌さんみたいな頭の良さからくる理論めいた洞察力がほしいです(笑)」。 また「もし就職活動をしたら自身のアピールポイントは?」と問うと、「小さい頃から仕事をしてきたからこそ協調性があり、周りと協力していく大切さを知っているところかなと。あとは努力することで実りがあるという実体験をアピールします。自己分析をあまりしたことがないので、少しの時間でも大学に通って経験してみたいです」と答えが返ってきた。また嶌を演じたことで就職活動の難しさも痛感したそうで、「こんなに追い詰められるんだと驚きました」と語った。 劇中では6人の大学生がお互いの裏の顔を知ることで関係が崩れていく描写がある。もし身近な存在にネガティブな側面があったらどうするのか聞いてみると、「具合によりますが、私は仲がいい子だったら、笑いに変えられるぐらいの“いじり”として指摘したいです」との回答が。 「ずっと3人で仲のいい友達がいるのですが、その1人が少しだけ倫理観とモラルがないんです(笑)。それを本人に特に言うことなく関係を続けていた時に、私以外の2人がそこの違いでもめたことがあって。自分自身もモヤモヤが溜まるとケンカになりやすいなと思ったので、本人に『それは倫理観とモラルがないと思うよ』と伝えました。言われた本人は別の人にも同じ指摘をされたことがあったみたいで、『それだ』と納得してくれて。関係が終わってしまう可能性もあったけれどその後も仲良くしてくれているので、そこは彼女の性格に救われました。その人を変えたいわけではなくて、事実を伝えることでイライラする自分もいなくなる。より良い関係になるためにも、仲がいい人だったらネガティブなことも伝えられる関係でいたいです」。