ジャバラ収穫始まる 和歌山県北山村の特産かんきつ
和歌山県北山村の特産かんきつ「ジャバラ」を栽培している村営農園で14日、収穫作業が始まった。ジャバラはアレルギー抑制効果のある物質が含まれているとして注目されている。収穫は12月半ばまで続く見通し。 【特産「ジャバラ」の新加工場 アレルギー抑制で注目、ふるさと納税を活用 和歌山・北山村の記事はこちら】 村では自生していたジャバラの特産化に取り組んでいる。村出資の株式会社「北山振興」が管理する村営農園と村じゃばら生産協同組合(農家34戸)の計約8ヘクタールで栽培している。 14日は午前7時半ごろから村営「相須農園」で、10人ほどの作業員がテニスボールほどの大きさになり、黄色く色づき始めた緑色の果実を、はさみを使って一つずつ丁寧に収穫した。 収穫量は村全体で昨年よりやや少ない約100トンを見込んでいる。ほとんどが果汁やジュースなどの加工品として活用される。ジャバラ農園管理責任者の宇城公揮さん(48)は「夏の雨不足に負けず、良い実ができてほっとした。ジャバラのまろやかな酸味をぜひ味わってほしい」と話している。 ■17日に「収穫祭」 北山村青年会は17日午前10時~午後4時、同村下尾井のおくとろ公園で「じゃばらの里の収穫祭2024」を開く。ジャバラジュースの早飲み大会や、しし鍋の振る舞い、大縄跳び大会「飛び地でジャンプ」、七色発電所ダム見学ツアー、じゃばライダーショー、物産や飲食の出店などがある。荒天中止。 問い合わせは北山村青年会(0735・49・2331)へ。
紀伊民報