ランニングアドバイザー三津家貴也「ランニング継続のコツはいかに頑張らないか」【Eyevol 特別トークショー】
三津家さんへのQ&A
トークショーでは三津家さんへの質問が観客から寄せられた。その一部をご紹介する。 ――最近ランニングを始めたのですが、継続する方法はありますか。 「『楽しむ』ことですね。『頑張ろう』って頑張っちゃうと絶対に続かない。なので頑張るのではなく、いかに頑張らないか。そしていかに楽しむかが大事なんです。 例えば誰かと一緒に喋りながら走るのはすごくおすすめ。人と走る約束をすると半強制力もあるし、いざ行ってみると『楽しい!』ってなる。終わってからも『ちょっとご飯行こう』『飲み行こうよ』となって、もはや飲み会がメインみたいなのでも素敵だと思います。僕はいつも『ラン・バス・ビア』。ランニング、温泉、ビールというセット。能動的に、でも頑張らないランニングをすることが一番良い」 ――走りに効く筋トレはありますか。 「ランジですね。僕、ランジ大好き。“お尻で走る”っていつも言っていて、筋トレでもお尻と太腿を重点的に鍛えています。お尻や腿の裏の筋肉を使えるようになると怪我も減りますよ」 ――三津家さんはトークショーの二日前にも神戸マラソン走っていて、週末も2つマラソンが控えています。毎週走っていて、疲労と故障をしないのはなぜですか。 「大事にしているのは『綺麗なフォームで走る』『フォームが崩れるような追い込んだ練習をしない』『日常を楽しむ』の3つ。怪我をしないためにもこれは大切にしています」 ――自分が好きな“走る”ということを広めている三津家さんにとって、仕事はどのようなものですか。仕事に悩んでいる人も多くいると思うのでアドバイスをください。 「僕の好きな言葉で『努力の量は関係ない』というのがあります。結局は何をしたかが大事。なので『こんなに努力したのになんで結果が出ないの』と落ち込まないためにも、努力を感じない工夫をした方がいい。そのためには楽しむことが一番! 僕が『楽しめ楽しめ』って言っているのもそれが理由です。『頑張れ頑張れ』だとどこかで限界が来る。体と一緒で、心にも限度があるんです。 楽しむためにはやっぱり好きなことであったほうがいい。僕は好きなことを仕事にしていて、好きに勝るものはないと思うし、好きなことだったら、いくらでも努力できる。そしてそれは周りからみるととんでもない努力だったりする。もし、今の仕事が好きじゃなくても、絶対その仕事を選んだ理由があるはず。その気持ちを思い出して、もう1回その仕事を好きになって楽しんでほしいですね」 三津家貴也/Takaya Mitsuka 1995年生まれ。高校で陸上競技を始め筑波大学・筑波大学大学院でランニングを研究しながら、日本インカレに出場。卒業後にも日本選手権800m出場の実績をもつ。現在はランニングアドバイザーとして、メディアやイベントを通したランニングの普及活動を行っている。 Eyevol Nagoya Store 住所:愛知県名古屋市中区栄3-23-11 サカエサウスキューブS棟 営業時間:12:00~20:00 定休日:火曜