皇族バッシングの現状に喝「敬意」と「親しみ」のバランス崩れた昨今の報道 名誉毀損、侮辱には「内閣総理大臣が代わって告訴」も
2021年12月22日付で、内閣官房ホームページに公表されている報告(『天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する付帯決議』に関する有識者会議)には、「今上陛下から秋篠宮皇嗣殿下、次世代の悠仁親王殿下という皇位継承の流れをゆるがせにしてはならない」と記されています。
「ゆるがせにしてはならない」は、日本古来の大和言葉でなおざりにしない、おろそかにしないという強い決意が表れています。この流れを阻止するがための姑息(こそく)な方策による皇室への誹謗(ひぼう)中傷、嘘情報の羅列を放置することは得策ではありません。
ご参考までに、「国および国民統合の象徴」たる天皇以下、主たる皇族に対する名誉毀損(きそん)、侮辱の犯罪行為については、刑法第232条で「内閣総理大臣が代わって告訴を行う」とされています。
■高清水有子(たかしみず・ゆうこ) 皇室専門家、皇室コメンテーター。青森市出身。1989(平成元)年より、秋篠宮家を中心に日本テレビの情報番組で皇室取材を担当。元「日本テレビ皇室プロジェクト」メンバー。秋篠宮皇嗣同妃両殿下からの信頼も厚い。皇室専門家・皇室コメンテーターとして活躍する。公益財団法人「日本文化興隆財団」理事。著書に、『紀子さまの育児日記』(朝日出版社)、『秋篠宮さまと紀子さまの愛の十二章』(学習研究社)、 『悠仁さまへ』(学習研究社)、『美智子さまと清子さま』(ブックマン社)など。