清水富美加の「月給5万円」は本当に安いのか?
芸能界にある“投資”と“回収”の原理
さらに、所属事務所による“投資”と“回収”の原理も、タレントの収入を考える上で無視できない重要な要素になってくるという。 「どれだけ才能あふれる人材でも、タレントとして商品化するためには、レッスン代しかり、プロモーション費用しかり、莫大な投資がかかるものです。若い女の子となれば、寮や住む場所も提供しなくてはならないし、マネジャーやスタッフの人件費などの維持費もかかる。しかも、どれだけ手塩にかけて育てても、売れる子なんてほんの一握りですからね。先行投資というリスクを背負って育成している以上、ある程度、商品としての価値が生まれたら“回収”するのも当然でしょう」 くしくも、ユージも「入ったばかりの新人の子、これからどうなるか分からない子に大量のお金を渡す事務所はない」と語っているが、「月給5万円」というフレーズだけを安易に真に受けるのはナンセンスなのかもしれない。