全日本フィギュア 三宅星南 ジャンプ悔しさ残るも「強気で行けた」
フィギュアスケートの全日本選手権は20日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで開幕。男子ショートプログラム(SP)が行われ、三宅星南(せな)選手(関空スケート)は75・16点だった。 「初恋」をテーマに、しっとりした曲調に合わせて演技を披露した。ただ、冒頭の4回転サルコウで少し着氷が乱れると、続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)や、後半の3回転ルッツ―3回転トーループのコンビネーションジャンプでもバランスを崩した。三つのジャンプの出来栄え評価(GOE)はいずれもマイナスで、悔しさの残るSPとなった。 三宅選手は演技後の取材で「目標の自己ベストには届かなかったので悔しい部分はある」としながらも、「最後まで強気でいけたのは評価したいし、明日のフリーにつながる演技になったと思う」と前向きに振り返った。【深野麟之介】