【K-1】カリミアン、“反則行為”に怒り「正義を望む」と声明を発表!脳震盪後遺症の診断も
本日10日、元キックボクサーのニコラス・ぺタスが自身のインスタグラムに動画を投稿。その動画には元K-1クルーザー級王者のシナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)が登場し、「K-1大阪大会で反則行為をされた」と怒りの声を上げた。カリミアンは5日に行われたK-1大阪大会で、クラウディオ・イストラテ(ルーマニア/Kombat Gym)から後頭部にパンチを打たれ、倒れて寝転がり、試合続行不可能となっていた。 【フォト&動画】カリミアンが試合続行不可能に!病院のベッドに横たわる姿、診断書も カリミアンは今月5日に大阪で開催された『K-1 WORLD GP 2024』に出場。無差別級アジア予選として、クラウディオ・イストラテ(ルーマニア/Kombat Gym)と対戦した。両者は昨年9月のK-1 30周年記念無差別級トーナメント・準決勝で対戦し、カリミアンが敗北。今回が約1年ぶりの再戦となった。 試合は1R序盤、イストラテの左フックでカリミアンがダウン。立ち上がったカリミアンがクリンチで凌ごうとすると、逃げるように組み続けるカリミアンに対し、イストラテが後頭部にパンチ。するとカリミアンが倒れ寝転がる。試合は中断しドクターが呼びかけるが、反応しないカリミアン。結果、試合続行不可能と判断され、試合結果も保留扱いとなった。 カリミアンのセコンドや通訳も務めるぺタスは「ここ(リング上の)違法な戦士は誰?大阪で起きたことに対して正義が欲しい。クラウディオ(・イストラテ)はこの戦いで間違っていた。失格になるべきだ」と文章と共に動画を投稿。 動画ではカリミアンが「私は正義を望む。2024年10月5日のK-1大阪大会で反則行為をされました」と主張。 続けてぺタスがK-1の公式ルールが記載された書類を見ながら「第6条反則行為の5番、レスリングや柔道の投げ技、サブミッションを行う。9番、相手の身体が倒れている、または起き上がっている時に攻撃する。14番、後頭部を攻撃する」とカリミアンが反則行為を受けた際の試合映像と共に指摘。そして、「私たちは2024年10月5日に、K-1大阪大会で起こったことに対する正義を求めます」と発表した。 続けて同大会に出場したジェロム・レ・バンナが、試合後インタビューの際にカリミアンの試合についてコメントしているシーンが流れた。バンナは「先ほど後頭部を殴られた選手ですが、これは許せない。日本ですからルールはルールです」とコメントした。 動画の最後にはカリミアンが病院のベッドで寝ている姿や、診察を受けた際の診断書の写真が載せられていた。診断書には「脳震盪後遺症」と書かれており、頭痛や吐き気などの症状が改善するまでは練習を避けるべきと説明を受けたようだ。 K-1公式サイトにある試合結果を見てみると、両者の試合は「協議の上、裁定を発表します」と記載されている。協議の結果次第でどちらがトーナメントを進むのかが発表されそうだ。続報を待ちたい。