5大会連続23度目の優勝を決め喜ぶ目黒学院のメンバー（撮影・飯岡大暉）

＜全国高校ラグビー東京都第1地区予選：目黒学院45－12成城学園＞◇決勝◇10日◇東京・秩父宮ラグビー場 　目黒学院が成城学園を45－12で破り、5大会連続23度目の優勝を飾った。前回大会の花園で活躍したトンガ人留学生、NO8ブルースネオル・ロケティ（2年）がハットトリックを達成。「V5」と書かれたTシャツを着て「めちゃめちゃうれしかった」と喜んだ。 　7－0の前半21分に1トライ目を挙げ、直後の25分に相手のボールを奪って2トライ目。後半は相手の反撃を受け31－7となったが、中央突破から3トライ目。試合を決定づけた。 　昨年の1年時に花園デビューし、1回戦で2トライ、2回戦で3トライと爆発。しかしチームは3回戦で敗退した。雪辱を狙う全国大会へ「花園へ行って、もっと強いチームに勝ちたい」。昨年から成長した部分に「タックルとか、プレッシャーとか」とディフェンス面を挙げ、自信を見せた。 　母国トンガで、3歳のときにYouTubeを見て競技を始めた。昨年3月の来日直後はたどたどしかった日本語も「日本の食べ物おいしい。焼き肉めちゃくちゃおいしい」と流ちょうに語るほど成長した。 　憧れの選手は「去年と変わっていない」と、OBのNO8テビタ・タタフの名前を挙げる。「早く日本代表やりたいです。ワールドカップ行きたいです」。花園の先に、日本代表で活躍する先輩との共闘も見据えた。