1000万円詐取疑いで再逮捕、外国籍男を福島署 現金持ち去りか
「なりすまし詐欺」で福島市の80代女性から現金1千万円をだまし取ったとして、福島署は11日午後2時ごろ、詐欺の疑いで住所不定、マレーシア国籍、自称調理師の男(24)=詐欺罪で起訴=を再逮捕した。逮捕は3回目。 再逮捕容疑は8月28日、他の人物と共謀し、警察官などをかたり女性に電話をかけ「暴力団を逮捕したところ、あなたもお金をだまし取っていることが分かった」「口座のお金を全て下ろしておいて」などと言って預金を下ろさせ、引き出した現金を自宅の玄関に置くよう指示して現金1千万円をだまし取った疑い。同署によると、男は玄関から現金を持ち去った「受け子」。男は容疑を否認している。 同署によると、女性は「現金の一部返金がある」と言われたが、返金がなかったため9月下旬、同署に被害を相談して発覚した。 男は9月30日と10月20日、同様の手口で同市の別の80代女性から850万円、さらに別の同市の80代女性から1300万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで同署に逮捕された。市内では、他にも同様の手口での被害があり、同署が関連を調べる。
福島民友新聞