全身ゴールドの楽天・辰己涼介、「三井ゴールデン・グラブ賞です。そのままっす」真顔で説明 「少しでも盛り上がったらいいなと」
プロ野球で守備の名手に贈られる「三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が28日、東京都内で行われた。楽天からはパ・リーグ外野手部門に4年連続で選ばれた辰己涼介外野手が出席。”全身ゴールド”という姿で会場の度肝を抜いた。 ◆辰己涼介、会場仰天の「切り裂きジャック」姿【写真】 他の受賞者とともに壇上に向かった辰己は上下金色のスーツを着用。これだけでもド派手だったが、髪の毛や顔にもゴールドを塗りたくった。さらに、胸につけたちょうネクタイも金色がベースというこだわりよう。母校・社高(兵庫)の先輩でセ・リーグ外野手部門の受賞者である阪神・近本には絶句されたというこの衣装のテーマを「三井ゴールデン・グラブ賞です。そのままっす」と真顔で説明した。 一昨年の表彰式では金のタキシード姿で登場して「次は上下ゴールドで来ます」と話していた。昨年は純白の衣装にしたため、2年越しでの”有言実行”となったが、本人は「吐いた言葉は責任持ってやるということが僕の流儀なんで。言ったことはやる」とサラリ。約1時間のメークでコーディネートした姿を「何しても似合うなとは思います」と自画自賛した。 もっとも、ド派手な衣装を着る理由には辰己なりの考えがあり、「式典が少しでも盛り上がったらいいなと。個人的に堅苦しいなというような印象があるんで」と、その一端を披露。400刺殺という目標を掲げた来季に向けて「(受賞者)全員が金にしてきて、ぜひ僕のまねしてほしいなと思います」と独特な”辰己節”をさく裂させ、取材の最後には「今日は特別な日になった。(この場を)用意してくださった方々に感謝したいなと思います」と関係者への思いやりも忘れなかった。
中日スポーツ